普図タイプのメリット、デメリット!?

こんばんは。ウエキです!

最近、ちょこちょこ出てきている普図タイプってどんなものなの?なにができるの?できないの?っていうのを簡単に説明しようと思います。

最近で言うと、北斗無双4とかちょっと前だとレールガンとかそういったパチンコがこの普図タイプに該当しますね。

普図タイプでできること

割といろいろなことができるって感じです。

いわゆる電チューの特図を使ったロングST(エヴァ15みたいな)とかできますし、ショートSTとかループタイプとか。

ただ、特図でできることをわざわざ普図でやろうとはしないんですよね。その辺は普図タイプのデメリット的な話のところで触れますが、基本的にはいつも通り特図、電チューで回すほうがわかりやすいし、間違いがなく作れる感じです。

ではなんで増えてきているのか?って話ですが、そもそもの普図タイプの仕組み的なところから話していきます。

まず、普図(スルーとか普図の作動口とか)の抽選をして、電チューのロング開放に当選させて、電チューを開いて、電チューで拾って特図を回して大当りさせる(厳密には小当りしてV入賞で大当り)って流れです。

基本的には1種2種タイプじゃないと成り立たない仕組みですね。特図が拾って、ほぼほぼ大当りさせないといけないので、2種当りがないと成立しないですねってことです。

ざっくり仕組みがわかったところで、なんでそういう機械が増えてるの?って話ですけど

特図タイプではどうしてもできないことができるからではあるんですよね。

普図タイプが増える前に、大量獲得系(いわゆる3000発搭載とかそういうやつ)の機種が結構増えたと思いますし、これからも出てくると思います。そういった機種に共通して言えたのは、ショートST系ってことです。

これは3000発を1500発の大当り2回とかで表現しているわけですが、1500発の大当り間をなるべくシームレスにしてあげたいっていうところからショートSTになってることがほとんどだと思います。保留連で3000発を表現するとか、そもそも大当りの種類として3000発フラグ(1500発+次回確定の時短)とかいろいろ付け方はありますけど、どちらも大当り確率がかなり軽くないとできないんですよね。

だからショートST系になっていたわけですけど、もちろん理想としては、ロングSTとかもっとゲーム性広げた上で3000発も付けたいって最初は考えますよ。でも、パッとできるのはショートST系だったりするので、3000発が搭載されていることを優先して、泣く泣くショートSTにしているとかもあると思います。

なんか、余談が長くなってますが、普図タイプと特図タイプで大きく差があるのは、

ロングST×3000発ができるのが、この普図タイプってわけです。

やり方はいろいろ考えることができますが、北斗無双4みたいなタイプは、電チューに当選させるまでがロングSTで、電チュー当選=大当りにしていて、大当りの一部で、即連する大当り図柄があるって仕組みです。

大当り図柄ごとに、時短の付け方を変えることができるので、「1500発大当り+すぐ電チューが開く時短」っていう時短の付け方をしている大当りに当選したら、3000発って言ってるのが北斗無双4ですね。そして、次の1500発大当りのときにまた同じ大当り図柄を引いたら、さらに上乗せする、つまり無双連撃ってわけですね。

こういう3000発の取らせ方をすると、どうしても、3000発取ったあとに、1500発上乗せっていうのがくっついてきちゃって、3000発取りきりにならないのは難点があるので、実はあんまり採用したくないって思うのが正直なところです。

理由まで書き出すと終わらなくなりそうなんでとりあえずこの辺にしておきます。(詳しく知りたい人はツイッターでDM下さい

ほかにはレールガンみたいに、保留をいくつか貯めて、まとめて放出することで、1500発を越える出玉を表現する方法が取れます。これも大当りをシームレスで作ることができるので、2000発が一撃で取れているような感じにはなります。

普図タイプのメリットはこの1点に尽きますね。ここがめっちゃでかいって感じです。

普図タイプのデメリット

デメリットは結構あります。

まず、ショートST系で3000発とかやれるのはすぐわかるし、なんならそのタイミングで普図タイプで北斗無双4みたいのとか作れるのものその時点でみんなわかってます。

それでもショートST系でやってきた機種がそれなりにあったのは、普図タイプが作りづらいっていうところがかなりデカいです。

普通は特図を使うタイプで作っていることがほとんどだと思うので、そういった機種を後から普図タイプにするっていうのは、仕組み的には結構な組み換えが必要になって、全然やりたいって思わないんですよね。最初から、普図タイプっていう話ならまだいいんですけど(それでもしんどい部分はかなりある)そうじゃない場合で、機種開発が終盤であればあるほど、踏み切れないですよね。

で、デメリットの話なんですが

まず、①今言った仕組みが全然変わっちゃって厄介っていう部分

これは、普図タイプから特図タイプに戻すときにも言えることなので、融通が利かないという意味で選択肢に入れづらいです。普図でやるなら、その機種である程度突きとおすくらいのつもりで行かないとしんどいですよ。

②パンクリスク2倍

電チューをロストしてもダメ、Vアタッカーをロストしてもダメなので、単純に2倍パンクする危険がある仕組みになってます。

いまでこそ、電チューもVアタッカーも優秀だから打ちっぱなしにしておけばいいよって感じではありますし、ユーザーも学習して、ロストしないように打ってくれますけど、新規の人には全然優しくない仕様ですよね。

電チューなんて6秒しか開けないんだから、開いたの見てから打ったらひやひや物です。

源さんとかユニコーンくらいからそうですけど、図柄揃ってから、Vまでの感覚をかなり詰める傾向にあるので、自分でも初打ちの機械は打ちっぱなしじゃないと怖くてやってられないですよ。

③回転数で変動パターン変えれない

これはちょっとマニアックかもしれないですが、ロングSTの機種とかって大体回転数管理で、選ばれる変動パターン群を変えてます。

例えば、最初の数回は即当り変動しかこない即当りゾーンで、ST最終回転は長めの変動で結果表示をしたりとか

つまり、150回とかのSTの中に、なにかしらのドラマを仕込んだりできるわけです。

でもこれは、特図だからこそできることなんですよね。ここは特図タイプの大きなメリット・・・、というか基本的に特図タイプだから当たり前のことではあるんですが、普図タイプにしたことでいきなりそれができないですってなって、いざできないとなると結構困ります。

失ってみて初めてその大切さに気付くパターンですね。

普図でそういうことができない理由としては、普図の変動っていうのは、時短の種類に依存しているので、回転数管理で時短の種類を変えることができないから、つまりはできないってことなんです。

ちょっと難しい話でしたね。

時短の種類は大当り図柄ごととかC時短図柄ごとでしか切り替えができないので、特図抽選を受けない普図ST状態では、切り替えが不可能というわけです。

だから、北斗無双4とかは、最初から最後までずっと早いまま~、そして駆け抜ける~みたいな。

ただ、即揃いのみっていうのは振り切った設計だと思う

長い変動のSPリーチとかそういうことは普通にできます。STの最初から最後まで変動パターンの選択抽選を全部同じ確率でやらないといけないってだけです。長い変動がたまに来る分には問題ないです。

「たまに」を太字にしたのは、このへんの基準はちょっとあいまいなんですけど、非時短状態、つまり低確率時短なしの状態で、普図の変動をかなり短くしている場合に、普図ST状態のときにどこまで変動秒数を長くできるかは、絶妙な調整が必要な可能性があります。

これは、非時短状態よりも時短状態の方が、電チュー開きやすいはずだよねっていう考え方があって、普図変動が長すぎると、開きづらいと捉えられる可能性もあるって感じです。

基本的には開放確率が上がってるんだから問題ないってなるとは思いますけど、極端なことやると怒られる可能性もありそうかと思います。

④残保がない

普図タイプは100回なら100回で時短が終わるので、残保の概念がないです。特図の場合は、特に1種2種とかだと、残保も大当り確率が高い状態で回せるのに対して、普図タイプはまったく残保がないので、遊技者的には、ワンチャン感がないって捉え方ができるかなと思います。

これは一概にデメリットってわけでもなくて、残保がないからこそ、STそのものの継続率を上げることもできますし、残保に対する処理とかそういうのはやらなくていいので、良い面もあります。

⑤保留連しない

普図は大当り消化中にも変動するので、いわゆる保留連っていう現象は発生しないです。大当り消化中は低確率時短なし状態になっているので、普図変動はある程度高速変動になっています。逆に高速変動にしておかないと、大当り消化が終わった後すぐ電チュー開いてくれないので、シームレスで3000発とかの障害になってしまいます。

ロングST機とかで大当り中に告知する保留連とかもゲーム性の1つだとは思うので、そういった部分が削られているのも痛いところですね。

仕組みの煩雑さとかでもっといろいろあると思いますが、ざっくり思いついたところはこんなところです。

今後も普図タイプ増えてくることが予想されますし、スマパチとかがでてきたときにもいろいろ出ると思います。

もし、このブログを読んだ人は、あーだからこういう演出でやってるんだ、みたいな感じの暖かい目で見てあげてください。

それでは、またお会いしましょう。

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