乃木坂トレジャーとかスマパチ仕置人とか

今回は京楽さんが開発した少し画期的な仕組みをご紹介します。

(一応注意書きとして、この仕組み自体は私の予想でこうなってるだろうと思っていることなので、正確には細かいところ違うかもしれないですし、まったく違うかもしれません。)

該当機種としては、ぱちんこ 乃木坂46 トレジャースペックとか今度でるスマパチ必殺仕置人とかになります。

どういった点が画期的なのかというと、右打ち中に1500発を越える出玉振り分けを持てるっていう点です。(いやいや、リゼロとか北斗もできてる・・・

まぁまぁ、そういうことではないんですよ!ぱっと見、既にできてる機種と印象が変わらないという意味で、「少し」画期的と言っているわけです。

2000発とか3000発を作ろうと思ったら、いろんな方法があるわけですが、この辺は前回の普図タイプのメリットデメリットみたいな記事である程度説明したので、割愛しますが、それとはまた別の形で実現しているのが今回の乃木坂や仕置人となります。

まず、仕組みの解説ですが、全体として普図STタイプになっています。普図を100回とか抽選して、電チューのロング開放に当選した当りみたいなタイプのことです。

そして、電チューのロング開放に当選すると電チュー内の特図に入賞するのですが、乃木坂や仕置人では当該変動+保留1個で、合計2個貯めることができます。そして、例えば乃木坂だと、特図の振り分けが50%で1500、50%で外れとなっています。ただ外れを引くと、その外れはC時短になっていて、またすぐ電チューロング開放に当選する時短に移行します。そして、当該変動に1500発の当りが来た時に、追加で貯まった保留が1500だったら3000発告知をしますし、外れだったら、1500発の告知をするって感じの流れです。

1500発の大当りの後ろにもう一回1500発の当りが入っている割合が1/2なので、実質的な図柄振り分けとしては、1500発50%、3000発50%というのを作ることができています。

イメージ的には3000発50%とか、2000発50%みたいなものを作りたくて、しかもロングSTタイプにしたくて、でも、北斗無双4みたいなタイプ(3000発フラグを引いた後に同じフラグを引くと1500発上乗せしていくタイプ)にはしたくないし、3000発とか2000発をリゼロみたいに一連で獲得できるようにしたいし、でもリゼロの仕組みは使いづらいし、みたいな割と開発者だれもが通る一通りの悩みを結構解決している仕組みになっています。

ショートSTであれば、ロングSTであること以外はこの辺の悩みを解決できるわけですが、ショートST系が軒並み成績が悪いので、ロングSTでそれを実現できるにこしたことないって感じなわけですね。

あとは、リゼロの仕組みは結構特殊なので、できれば同じ仕組みやりたくないってのは開発としては正直なところかと思います。しかもリゼロが既にぎりぎり攻めてる機種になるので、同じことやっても超えられないっていうところもありますね。

ロングSTタイプで、かつ、3000発とかを一連獲得させるには、一番簡単なのは北斗無双4の仕組みです。ただこの仕組みの欠点は3000発取り切りにならないという点で、3000発比率の割には継続率が低いみたいな現象が起きてきます。

もしくは、ALL出玉タイプにして、単純に電チュー開放=2個入賞とかすれば、そんなに難しいことせずとも3000発、2000発を一連で獲得できるロングSTが作れたりもします。ただ、ALL出玉だと出玉が多すぎて継続率が下がってしまうのでそれはそれで微妙って感じになります。

あとは、特図自体に出玉の振り分けを持ったうえで、複数個入賞させる手法も考えられます。レールガンとかがそういったタイプですが、どうしても、中間出玉というか中途半端出玉がでてきて、狙っている3000とか2000とかの比率が変な比率になってしまいます。

こういったいろいろな悩みを解決してくれた京楽さんの開発陣は偉大だなと思います(笑)

ただ、この仕組みにも欠点はあって、普図タイプの時点で普図タイプとしてのデメリットも含んでますし、電チュー開放させている間にハズレを引き続ける限り、ずっと特図を回して電チューを開いてを繰り返すので、なんか微妙に当たるまで「間」があるな・・・みたいな感じにはなります。たぶん10秒くらいだとおもうんですけど、いまや図柄揃って、すぐVみたいな速い体感になれている人は少し違和感を覚えるかもしれません。

あとは狙って綺麗に作れる出玉振り分けは2種類って感じになると思います(もっとちゃんと考えればいろいろできるかもしれないですが)

ただ、2000発50%とか2400発50%とかちょっと前のCR機みたいな出玉振り分けが結構普通にできる仕組みではあるので、今後継続して出てくる可能性は十分あるのかなと思います。

では、またお会いしましょう。

タイトルとURLをコピーしました